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大学院教育改革支援プログラム

本学では、このたび平成19年度「大学院教育改革支援プログラム」に2件採択されました。
取組の概要等につきましては、次のとおりです。


取組名称

モジュール積み上げ方式の分野横断型コース

取組担当者名

大学院情報工学研究科 教授 延山 英沢

取組期間

平成19年度~平成21年度

本事業の取組(概要)

情報工学研究科では、大学院教育の実質化を目的とし、コースワークの新たな枠組みとしての「モジュール積み上げ方式の分野横断型コース制」を考案し、平成19年度に大学院博士前期課程の全専攻をあげて運用を開始している。
モジュール・コースシステムは、キャリアパスを意識した学際的な知識と技能を身に付けることのできるコースワーク設定の枠組みを与えるものであり、時代の要請に呼応できるような柔軟性と機動性を持つことがその特徴である。
あわせて、1年間を4分割するクォーター制の導入と研究開発計画書・報告書制度を実施し、教育研究支援体制の強化を行っている。
本教育プログラムでは、以下の取組みを研究科全体で実施することにより、大学院教育の実質化を行うものである。

◆新たな枠組みとしてのモジュール・コースシステムの導入
時代の要請に応じて社会の求める人材育成を行うためには、学問的体系の観点からの専門知識だけでなく、キャリアパスの観点からの実用的・汎用的知識を身に付けるための教育が必要である。
そのためには、専攻内で学問的体系を主専攻として学ぶのと同時に、キャリアパスの観点から設定されたコースワークを一種の副専攻として学ぶという教育体制をとることが有効な手段となる。

◆クォーター制の導入と研究開発計画書による教育研究支援体制の強化
技術革新の進歩が早く専門領域が細分化されていく中、積上げ型科目の配置が容易になるクォーター制は、学生が体系的に専門知識を獲得するのに有効な手段となる。
また、学生は入学時に研究開発計画書を、各学期には研究開発報告書を指導教員に提出を義務付けることで、学生の履修計画、研究計画、研究進捗状況を定期的に把握し、修了までの適切な履修研究支援を行うことが可能となる。

取組の概要

評価結果


取組名称

グローバル研究マインド強化教育プログラム

取組担当者名

大学院生命体工学研究科 生体機能専攻 教授 早瀬 修二

取組期間

平成19年度~平成21年度

本事業の取組(概要)

生体機能専攻では生命体の精緻な機能をシーズに新たな工学技術を生み出す生命体工学に立脚した分野融合型の教育研究を展開している。
これらに加えて、学生が豊かな国際感覚を身に付ければ、生命体工学を武器として革新的な技術を世界に発信できる優れた技術者の持続的な養成が可能となる。
本教育プログラムでは、学生の海外派遣や英語による討論などを通じて国際マインド強化を図り、豊かな国際感覚と幅広い専門知識を有し生命体工学に立脚したものづくりを牽引し、世界で活躍できる技術者の養成を目指す。

◆博士前期課程

博士後期課程の学生をリーダーとする“この指とまれ型”のコラボレーショングループに参加させ、英語を使用することで英語に対する親近感を持たせ、意思疎通の道具としての英語を意識させるプロジェクトベースドラーニング(PBL)を1ヶ月間行わせる。(英語漬けPBLプログラム)
生命体工学の基盤となる生命体の構造と機能を習得させるため「生体機能工学入門」の科目を新設。基礎科目については、自学自習できるe-ラーニングシステムをプロジェクトの年次進行に伴い導入する。

◆博士後期課程
主として博士後期課程の始めに交流協定校をはじめとする海外の大学に学生を1ヶ月派遣し、英語環境下で研究を行わせる。(国際マインド強化プログラム)
国際的に活躍できる人材育成には、語学だけでなく広い専門知識が必須であるため、学生を所属研究室外の研究室、学内の研究センター等に3ヶ月程度派遣し、生命体工学を幅広く網羅した最先端研究を実践させる。(研究マインド強化プログラム)
プロジェクトコーディネーターの指導のもと、留学生や帰国した学生を上述の英語漬けPBLのリーダーとして、学習テーマを企画、遂行させ、マネジメント能力を育成する。(英語漬けPBLプログラムの企画・実施)

取組の概要

評価結果

大学院教育改革支援プログラムとは?
文部科学省では、平成19年度より、「新時代の大学院教育」(平成17年9月5日中央教育審議会答申)、「大学院教育振興施策要綱」(平成18年3月30日文部科学省)等を踏まえ、社会の様々な分野で幅広く活躍する高度な人材を育成する大学院博士課程、修士課程を対象として、優れた組織的・体系的な教育取組に対して重点的な支援を行うことにより、大学院教育の実質化を推進することを目的として「大学院教育改革支援プログラム」を実施しています。


学長室より
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生命体工学研究科サテライトサイト
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