本学では、このたび平成21年度「 大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラム 」に1件採択されました。
取組の概要等につきましては、次のとおりです。
取組名称
自学自習力育成による学習意欲と学力の向上
-入学時の多様な学力に対応するスモールステップ型自学自習教育の推進-
取組担当者名
情報工学研究院 人間科学系 教授 西野 和典
取組期間
平成21年度~平成23年度
本事業の取組(概要)
本取組は、初年次教育に着目し、専門教育に入るための基礎学力の充実および学習意欲の向上を図るものである。
リメディアル講義を導入して大学入学時の基礎学力を保証するとともに、大学入学時に各科目(数学・物理・英語・情報)の基礎学力を把握し、いわゆる「落ちこぼれ」や「浮きこぼれ」が起きないように習熟度別講義を導入して学生個々の能力を伸長させる。
また、学習意欲を向上させるために、「できる」ことをまず学生に確認させて自信を持たせ、次の段階の学習へと進む「意欲」を引き出すように、容易な課題から難度の高い課題までカバーするスモールステップ方式の自学自習教材を開発し、学生個々の学力に応じた課題を自学自習させる。同時に、自学自習を支援するためのヘルプデスクを設置し、学習アドバイザを配置して学習内容および学習方法の個別指導を行い、基礎学力および自学自習力を向上させる。
期待される効果
(1)習熟度別学習およびヘルプデスクを実施して、学生の理解度に応じた教育を展開することに
よってすべての学生の基礎学力(数学・物理・英語・情報)が向上します。
(2)スモールステップ方式の教材(eラーニングを含む)で学ばせることによって、学生に自学自習
力が身につきます。
(3)リメディアル教育(数学・物理・英語・情報)を行うことによって,高校での学習から大学の基礎
教育へとスムーズに導入します。
(4)チャレンジ学習やワークショップなどを企画・実施することによって,学生の学習意欲を喚起します。
大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラムとは?
「大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラム」は、各大学・短期大学・高等専門学校から申請された、各大学等における学士力の確保や教育力向上のための取組の中から、 達成目標を明確にした効果が見込まれる取組を選定し、広く社会に情報提供するとともに、重点的な財政支援を行うことにより、我が国の高等教育の質保証の強化に資することを目的としています。