ガバナンス・基礎データ
本学は高度な専門知識と技術を持つ人材の育成並びに地球規模の課題解決に資する研究・開発に取り組んでいます。
本学のミッションを達成するためのガバナンス体制及び
その基盤となる組織や人材、財務状況などを具体的に開示します。
DX基盤整備
教育研究の質や運営業務の生産性の飛躍的な向上を図るため、全学的なDX基盤の整備を進めています。
2023年度には、大学環境の安全・安心と変革を生み出し、研究・学び・働くの3つの要素における環境の継続的な改善(ムダ・ムリ・ムラの排除)を図るためのKyutech-DXビジョンを取りまとめるとともに、第4期中期目標期間にわたるアクションプランを作成しました。
各部署から業務DXに関する聞き取りを行い、既存業務フローの見直しやDX推進体制の強化を図っているほか、Microsoft Teamsの電話機能及びコラボレーション機能を活用した業務改善、タスクフォース活動の実質化、電子決裁の一部導入を行っています。今後もIR(Institutional Research)に資するDXの検討を進めていきます。
事務業務の効率化
事務業務の効率化に向けて「業務工数の3割削減」という目標を立て、管理本部内の各部署においてQC手法を用いて目標達成に向けた計画を策定しました。業務工数や手順の可視化並びに業務効率化に対する職員の意識付け進めていくため、効率化のターゲットを絞り込み、業務工数や手順の可視化ツールを標準化するとともに、MBOを活用して業務効率化を組織及び個人の目標に落とし込むことで意識改革に取り組みます。
ハラスメント
フリーキャンパスの実現
本学は、ハラスメントのないキャンパスを作るために、教職員向けのコミュニケーション研修の実施や学生向けの研修教材の作成、情報発信などを行い、啓発活動をしています。また、組織内で問題解決にあたるオンブズマン制度や、全学生を対象としたアンケート調査なども実施しています。しかしながら、多様な取組みを行う一方で、相談者にとっては相談~問題解決までの流れがわかりにくい状況になっています。そこで、相談からの流れをフロー図に表し全学公開するほか、研修教材の充実やアンケート調査の分析結果に基づき活動の改善を図ります。
全体最適化を目指した
教育組織・
ガバナンス体制の構築
2024年度から新たな人事評価制度「MBO(Management by Objectives and self-control)評価」を導入し、組織及び個人の目標を明確化して個人の目標達成を組織の成果につなげる取組を行っています。併せて、組織の意思決定プロセスを明確にするための決裁権限の大綱整備を進めています。現状では権限の分担が十分とはいえず、複数の部署が関わる事業の調整力強化も必要となっています。そこで、決裁権限の引き続きの検討を行うと共に、2024年度には全学的な事業を統括する部署「経営戦略室」を設置し、機能強化を図っています。
本部制への移行(2022年4月~)
- 教育職員が教育、研究、社会貢献活動に専念できる環境
- 各組織の目標達成力を強化
- 組織の目標、責任、権限を明確化
- 職種、部門間に分散していた機能の統合により全体最適化
多様な構成員がそれぞれの役割を果たしながら、
目標を共有し、協働することにより、変化に対応
できる組織を目指す
