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実空間コミュニケーション実証実験を実施しました

更新日:2016.11.30

 本学ネットワークデザイン研究センターは、総務省戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)の委託を受け、株式会社iD九州デザインセンターと共に、実空間情報連動型ネットワークシステム(rSpace)の研究開発に取り組んでいます。
 本研究プロジェクトでは、平成28年11月21日(月)、福岡県田川郡添田町および英彦山神宮のご協力のもと、同町の英彦山を対象として、開発したシステムを用いた実空間コミュニケーションの実証実験を実施しました。
 実証実験では、開発したrSpaceシステムを用いて、登山道に沿って一定の時間内で駆けつけ可能なユーザのみを適切に抽出してグループを生成し、メッセージ交換を行うことに成功しました。これにより、支援を求めている人の情報を、実際にその人を支援可能な範囲にいる人々だけに適切に配信可能であることを確認しました。
 また、ユーザの移動に応じてグループメンバを自動的に更新し、常に適切なグループ構成を維持し続けることに成功しました。これらの検証により、rSpaceシステムが、実空間の情報に基づいてネットワーク上で人々を結びつける仕組みを実現可能であることを確認しました。


このことは、平成28年11月30日(水)朝日新聞朝刊32面に掲載されました。

実証実験の詳細はこちらから(PDF)


初期設定中の様子

実験手順の確認

実験準備の様子

メッセージ受信待機中

発信者と自分の位置の確認

メッセージ発信地点の様子


学長室より
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