更新日:2016.05.09
KDDI株式会社・東京大学と本学社会ロボット具現化センターの 浦 環 特別教授が共同研究を行っている「絶滅危惧種である野生のカワイルカを水中音響技術の応用で生態観測」が第25回地球環境大賞のフジサンケイグループ賞を受賞しました。
授賞式は、東京・元赤坂の明治記念館にて秋篠宮同妃両殿下のご出席を賜り平成28年4月18日(月)に開催され、共同研究者のKDDI株式会社、東京大学とともに同賞の贈呈を受けました。
濁った川の水の中に棲むイルカは、息をするために浮上するときに観察できますが、水中行動は見えず、流域の人間活動の活発化にともない、人知れず死んでいます。水中の生態を最先端の音響技術を使って現地で観測し、イルカの保護に役立てる活動に長年取り組んできました。この音響技術は、水中ロボットの音響技術と共通するところがあり、データは現地からインターネットを通じてリアルタイムで世界に配信しています。その努力と成果が認められ、本賞を受賞しました。
◆受賞者一覧は こちらから(地球環境大賞ウェブサイト)