更新日:2023.06.28
2023年6月23日、人工知能学会理事会で、2023年1月19日の人工知能学会基本問題研究会の宮﨑智也さん(大学院情報工学府 先端情報工学専攻)と平田耕一教授(大学院情報工学研究院 知能情報工学研究系)による研究発表が、人工知能学会研究会優秀賞に選出されました。本賞は、2022年4月から2023年3月に開催された人工知能学会の各研究会の研究発表を対象として、それぞれの研究会から1件ずつ選出されたものです。
本研究発表では、木構造の特殊例であるキャタピラに注目し、キャタピラ同士の包含問題、キャタピラ同士・キャタピラと木の間の部分キャタピラ同型問題について、効率的な時間・領域でそれらが解けることを示した上で、それらのアルゴリズムを実装して実データに適用することで実用的な性能も調査しました。木構造のパターンマッチングは一般に難しい問題ですが、その木構造をどの程度制限すればどの程度現実的な時間で解けるのかを示し、理論的にも実用的に意味がある研究と言えます。
【受賞対象】
受賞者 | 宮﨑智也(大学院情報工学府 先端情報工学専攻 博士前期課程2年)※発表当時 平田耕一教授(大学院情報工学研究院 知能情報工学研究系) |
研究成果 | 根付きラベル付きキャタピラのパターンマッチング:キャタピラ包含と部分キャタピラ同型問題 |
指導教員 | 平田耕一教授(大学院情報工学研究院 知能情報工学研究系) |