2023年4月21日、九州工業大学は、文部科学省「地域中核・特色ある研究大学の連携による産学官連携・共同研究の施設整備事業」に採択されました。

本事業は、地域中核・特色ある研究大学に対し、強みや特色ある研究、社会実装の拠点等を核とした研究力の向上戦略の実行に必要となる施設整備を支援する事業です。

九工大は、強みである「ロボット技術」、「情報通信技術」、「省エネ化技術」を核に、アカデミアから生み出される成果を戦略的に掛け算していくことで、地球規模の課題解決や社会変革に繋がるイノベーション創出が可能な世界を代表する研究大学となるべく、機能強化を進めていきます。

本事業では特に、実証試験や国家戦略特区と連携した法整備までを一気通貫で支援可能なインキュベーション施設となる未来思考実証センター(仮称)を整備します。施設には、基盤研究から実証試験までのマネジメントを行う運営事務所、さらにスタートアップ企業のためのオープンオフィスフロア、連携機関用シェアオフィスなどを配置する予定です。すでに戸畑キャンパス内に整備済みのGYMLABO、イノベーションハブに加え、本未来思考実証センター(仮称)を有機的に連動させることで、大学から創出される技術や人材の社会実装を連続的に可能とします。

九工大は、地域と産業界との連携を推進するため、これまでにも多くの産学官連携プロジェクトを実施してまいりました。今回の採択は、その成果を高く評価されたものであり、今後も、地域の発展に貢献するため、研究・教育を通じた産学官連携の推進に取り組んでまいります。

九工大イノベーションコモンズ構想(イメージ)