文字サイズの変更
標準
閉じる

本学学生チームが地元の居酒屋とコラボし世界で初めて汎用サービスロボットHSRによる配膳作業を実施しました!

更新日:2022.09.01

2022年8月21日、生命体工学研究科の学生が中心となって結成している“Hibikino-Musashi@Home(HMA)”チーム(主指導教員:生命体工学研究科 田向権 教授)が、地元の居酒屋『てっぱんファミリーKUWA』とコラボし、世界で初めて汎用サービスロボットHSRによるウエイター業務(注文伺い・日本酒の配膳)を行いました。

HMAでは人と共存するホームサービスロボットの実現を目標に活動しています。今回の企画では、KUWAさんのご協力のもと、実際に営業している居酒屋で業務を行いました。当日は「ロボットが、お客さんの元へ移動し、注文を取ってキッチンへ戻り、バーテンダーに注文を伝え、注文されたお酒を配膳する」といった一連の業務を行いました。

ロボットは自身に搭載された音声認識技術により注文を取り、ナビゲーション技術・アーム制御技術により日本酒の配膳を行うなど、チームがこれまでに培ってきた技術の集大成として、ロボットが現実的な環境で仕事ができることを確認しました。また、ロボットの周囲の音声ノイズが想定よりも大きいことや、お客さんの注文する際の話し方が多様であることなど、課題も見つけることが出来ました。

当日の模様をチームのPR動画としてまとめ、後日チーム公式YouTubeチャンネル(リンク)にて公開予定です。

今後HMAでは、ロボットと人との共存を見据えて、これらの課題点を今後の開発に活かし、よりロバストに人間の傍で活躍できるロボットの実現を目指してまいります。

また、当日はメディアからの取材もありました。
●2022年8月30日 西日本新聞朝刊 掲載「ロボに注文 ロボが配膳 動作テスト公開 学研都市 院生グループ」
●TNCテレビ西日本「記者のチカラ」(放送予定)

HMAはホームサービスロボットの性能を競う世界大会でも近年好成績を収めており、ロボット開発における精鋭チームとして広く認知されています。今後ますますの活躍にご注目ください。

なおHMAは、創造学習プロジェクト(学生プロジェクト)や、カーロボAI連携大学院、ニューロモルフィックAIハードウェアセンターより支援を受けております。本学では、同窓会である明専会や企業と連携し、学生グループによる創造的なプロジェクトに対し、その活動を強力にサポートしています。


HMA・KUWAの集合写真

HMA・KUWAの集合写真


KUWAの制服を着て働くHSR

KUWAの制服を着て働くHSR


KUWAスタッフから日本酒を受け取るHSR

KUWAスタッフから日本酒を受け取るHSR


配膳業務を行うHSR

配膳業務を行うHSR


当日の様子

当日の様子


取材を受ける、本PJ開発リーダー矢野さん

取材を受ける、本PJ開発リーダー矢野さん


【てっぱんファミリーKUWA】
広島風お好み焼きメインの鉄板居酒屋さんです。KUWAスペシャルを始めとする鉄板焼きの他、焼き枝豆やゴマヒラス等、美味しい料理の数々で地域から愛されています。
◇KUWAのInstagramはこちら


【Hibikino-Musashi@Home(HMA)】
北九州学術研究都市の学生プロジェクトによるサービスロボット開発チームです。RoboCup@HomeやWorld Robot Challenge等の大会出場を通じて、人と自然にコミュニケーションし家庭や店舗で活躍できるロボットの実現に取り組んでいます。
◇チーム紹介、メンバーリスト、および最新情報はこちら
◇チームのfacebookページはこちら


学長室より
工学部サテライトサイト
情報工学部サテライトサイト
生命体工学研究科サテライトサイト
採用情報
九州工業大学基金サイト
明専会サイト
このページのトップへ