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本学関係者が情報セキュリティ研究奨励賞を受賞しました

更新日:2022.03.24

2022年1月20日、一般社団法人電子情報通信学会(IEICE)の情報セキュリティ(ISEC)研究専門委員会から2021年度の情報セキュリティ研究奨励賞の受賞者が発表され、本学大学院工学研究院基礎科学研究系の大輪拓也准教授と共同で研究を進めている株式会社富士通研究所(現 富士通株式会社)の山口純平氏が、同賞を受賞しました。

同賞は35歳以下の若手研究者の奨励を目的として2014年度に制定されたもので、情報セキュリティ(ISEC)研究専門委員会の定期研究会における若手研究者の優秀な研究発表に対して授与されます。今回の受賞は、2021年3月に行われた研究会で発表した山口氏と大輪准教授らの共同研究成果をまとめた論文が評価されたものです。

受 賞 受 賞 者
受 賞 者 山口純平(株式会社富士通研究所セキュリティ研究所)
発表題目 "アニーリング計算を用いた最短ベクトル問題の求解~疑似マルチスピンフリップを用いたハミルトニアン生成~"
論文著者
(論文掲載順)
山口純平(株式会社富士通研究所セキュリティ研究所)
大輪拓也(大学院工学研究院基礎科学研究系 准教授)
古川和快(株式会社富士通研究所セキュリティ研究所)
受賞概要 次世代の暗号技術である格子暗号の安全性は、格子問題と呼ばれる数学問題を解くには膨大な計算時間が必要となる、という事実によって保障されています。格子暗号解析とは、実際に格子問題を解くのに必要な計算時間を見積もることであり、格子暗号を安全に運用するうえで重要な役割を担っています。従来の格子暗号解析では、一般的な計算機(スーパーコンピュータなど)の使用を前提としています。一方で、近年では一般的な計算機とは異なる計算構造を持ったアニーリング計算機の開発が急速に進められており、暗号解読に対する新たな脅威の可能性として注目されています。論文では、アニーリング計算機を用いた格子問題の求解を高速化する手法を提案し、アニーリング計算機を用いた従来の手法と比較して最大で81.9倍高速に格子問題を求解できたことを報告しています。一般的な計算機を使用した解法と比較すると、この手法は現時点では脅威とはなりませんが、今後も求解手法が改良されていくこと、アニーリング計算機の性能が向上することを考慮すると、これからもアニーリング計算機を用いた暗号解析を行っていくことが重要となります。


表彰状

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