平成30年5月3日(木・祝)~5日(土・祝)岐阜県大垣市ソフトピアジャパンで開催された『RoboCup Japan Open 2018 @ホームリーグ』に、生命体工学研究科の学生が中心となって結成し、同科の田向 権准教授が率いる、“Hibikino-Musashi@Home”チームが参加しました。
@ホームリーグは、家庭やオフィスといった、人間の生活空間で人間と協力して働くサービスロボットの性能を評価するリーグです。ロボットには、人間と自然な意思疎通を行い、周辺の環境を認識し、自ら行動を計画し実行するための、高い人工知能の能力が求められます。@ホームリーグはRoboCupの中では最も巨大なリーグであり、かつ、企業からの注目度も極めて高く、トヨタやソフトバンクのロボットも標準機として採用されています。
Hibikino-Musashi@Homeは、OPL(Open Platform League,自分たちで作ったロボットで出場する無制限級)と、DSPL(Domestic Standard Platform League,TOYOTA HSRで出場する標準機リーグ)へと参戦し、OPLで優勝、DSPLで準優勝という快挙を成し遂げました。また、RoboCupの活動を通したホームロボットの人工知能に関する本チームの研究開発成果が高く評価され、人工知能学会賞が授与されました。
また、2018年6月にカナダのモントリオールで開催予定の『RoboCup世界大会』の厳しい事前審査を通過、参加が内定しており、今後ますますの活躍が注目されます。
Hibikino-Musashi@Homeは、九州工業大学・明専会学生創造学習支援プロジェクト「安川電機プロジェクト」や、連携大学院インテリジェントカー・ロボティクスコース(カーエレ・カーロボ連携大学院)より支援を受けております。本学では、同窓会である明専会や企業と連携し、学生グループによる創造的なプロジェクトに対し、その活動を強力にサポートしています。
なお、TOYOTA HSRは、本学大学院生命体工学研究科の研究グループ(田向准教授含む)が、トヨタ自動車(株)との共同研究に用いているものです。
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