2026年8月9日~12日の4日間、米国オハイオ州で開催されたThe 69th IEEE International Midwest Symposium on Circuits and Systems (MWSCAS 2026)において、生命体工学研究科博士後期課程生命体工学専攻2年のジョーンス マーカス 智郎さんがStudent Paper Award 2位を受賞しました。
本会議は、回路およびシステム分野における北米の主要な国際会議の一つで、1955年から続く歴史ある会議です。
受賞対象となった研究成果『An Updatable Nonvolatile Multi-bit Memory Array Core for Compute-in-memory Architectures』は、AI向け集積回路の研究です。2値不揮発性メモリを組み合わせた多値メモリユニットと、メモリ上で荷重を更新するためのフィードバック書き込み回路を提案しました。
これにより、多値データの記憶と書き換えを同じ回路上で行うことができ、データ転送に伴う消費電力を削減しながら継続的な学習を行うメモリ内計算回路(Compute-in-Memory)の実現を目指しています。将来的には、ロボットやエッジAI機器など、限られた電力で環境に適応しながら動作するシステムへの応用が期待されます。
九工大は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の研究開発プロジェクト「高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発/次世代コンピューティング技術の開発/ニューロモルフィックダイナミクスに基づく超低電力エッジAIチップの研究開発とその応用展開」(JPNP16007)に参画しており、リザバー計算の専用チップの開発やサービスロボット等への応用探索を推進しています。
【受賞対象】
| 受賞者 | ジョーンス マーカス 智郎 (生命体工学研究科 博士後期課程 生命体工学専攻 2年) |
| 発表題目 | An Updatable Nonvolatile Multi-bit Memory Array Core for Compute-in-memory Architectures |
| 指導教員 | 田向 権 (大学院生命体工学研究科 生命体工学専攻 教授) |
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