2026年5月25日、井上貴博内閣総理大臣補佐官の北九州市視察にあわせ、北九州市役所において「フィジカルAI共生都市宣言」が行われ、九工大関係者が意見交換会に出席しました。
当日は、北九州市の武内 和久市長による「フィジカルAI共生都市宣言」の説明のほか、各企業や学術機関からロボット技術の紹介、井上補佐官や武内市長との意見交換などが行われました。
九工大からは、田中 悠一朗准教授(大学院生命体工学研究科生命体工学専攻)より、フィジカルAIへの実装を見据えて研究を進める半導体チップについての説明と、試作した半導体チップとロボットを接続し、手を振っている人を検出するデモンストレーションを披露しました。
同研究室では、自ら考え判断し行動する家庭用サービスロボットの研究を進めており、田向 権教授らが指導する学生プロジェクトチーム「Hibikino-Musashi@Home」は、国際ロボット競技会「RoboCup」において7度の世界優勝を誇ります。こうした競技会で培われた高度な知能・制御技術は、実社会で活躍するロボットへの応用に向けた研究が進められており、今回、その最前線の一端が紹介されました。
その他、九工大発スタートアップ企業の株式会社TriOrbや、九工大卒業生らが起業した合同会社Orboh-Japanも参画し、ロボットのデモンストレーションを行いました。
武内市長からは「北九州市はフィジカルAIの社会実装を通じて日本の産業競争力強化や市民生活の質の向上を実現し、世界に誇る“フィジカルAI共生都市”を産官学連携して目指していきたい」、また、井上補佐官からは「実際のデモンストレーションを見ることができてよかった。これら日本の様々な課題をクリアできる可能性を北九州市からも発信してもらいたい」というようなコメントがありました。
さらに、田向教授は本宣言に対し、「フィジカルAI半導体開発こそが日本の勝ち筋である。また、北九州学術研究都市周辺には半導体関連施設や企業が集積している。G-CITY戦略による学研都市のさらなる発展に期待するとともに、地元企業との連携を深めながら世界最先端のフィジカルAIおよびAI半導体集積回路設計の研究を加速させたい。」とコメントしました。
九工大は今後も、AI・ロボティクス分野における研究力とスタートアップ創出力を活かし、北九州学術研究都市を中心とした産学官連携プロジェクトを推進し、北九州市での実証実験を重ねながら社会課題の解決に貢献していきます。
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