2026年4月24日~27日、琉球大学において、国際会議 2026 8th International Conference on Intelligent Medicine and Image Processing (IMIP 2026) が開催され、大学院情報工学府博士前期課程2年の後藤慧さんが研究発表を行いBest Presentation 賞を受賞しました。本研究は、大学院情報工学研究院知能情報工学研究系の平田 耕一教授、ケーディーアイコンズ株式会社の横山 茂樹氏、医療法人弘仁会 南和病院の松岡喜美子氏との共同研究です。
日本人の死因の第6位である誤嚥性肺炎に着目し、感染症微生物検査の第一段階である顕微鏡検査での喀痰のグラム染色から誤嚥性肺炎の予兆を捉える手法を検討しました。グラム陽性菌とグラム陰性菌が混在するポリマイクロバイアル、および、白血球が菌を貪食している白血球貪食が、1枚のグラム染色画像に同時に出現していることを定式化しました。そして、このような喀痰のグラム染色画像における誤嚥性肺炎の予兆を、予兆か否かがラベル付けされたグラム染色画像から判別する画像分類、および、ポリマイクロバイアルと白血球貪食をグラム染色画像から検出してその有無により誤嚥性肺炎の予兆か否かを判別する物体検出の2つの方法で推定しました。その結果、物体検出では白血球貪食よりもポリマイクロバイアルの検出が難しく、誤嚥性肺炎の予兆の推定性能は物体検出よりも画像分類の方が高いという結果が得られました。ただし、推定のF値は0.843とそれほど高くはないため、今後の改善も必要となっています。
これらの研究内容を国際会議の場で分かりやすく発表し、その内容が高く評価され、今回の受賞に至りました。
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【受賞対象】
| 受賞者 | 後藤 慧(大学院情報工学府博士前期課程情報創成工学専攻 2年) |
| 発表題目 | Predicting Findings Suggestive of Aspiration Pneumonia in Gram Stained Smears Images of Sputum |
| 指導教員 | 平田 耕一(大学院情報工学研究院知能情報工学研究系 教授) |
受賞した後藤慧さん









