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本学学生2名が電子情報通信学会福祉情報工学研究会において、WIT学生研究奨励賞をダブル受賞しました

更新日:2025.12.16

2025年12月3日、電子情報通信学会 福祉情報工学研究会(WIT)において、大学院情報工学府 博士前期課程 情報創成工学専攻 2年(※発表当時)の玉井 龍斗さんと情報工学部 知能情報工学科 4年(※発表当時)の竹内 大輔さんが、2024年度WIT学生研究奨励賞を受賞しました。

本賞は、当該年度の研究発表会における学生発表の中から、開催後に厳正な審査を行い、対象分野の発展に貢献する優れた研究を選出し、表彰・奨励することを目的としています。優れた研究発表の中から、両名の研究成果と発表内容が特に高く評価され、今回の受賞に至りました。

◇WIT学生研究奨励賞受賞についてはこちら


【受賞対象】


① 第127回研究会 (2024年12月開催)における受賞


受賞者 玉井 龍斗 (大学院情報工学府 博士前期課程 情報創成工学専攻 2年 ※発表当時)
研究題目 眼球運動を利用したALS患者用の眼鏡型スイッチの開発(第2報)
指導教員 齊藤 剛史 (大学院情報工学研究院 知能情報工学研究系 教授)

齊藤研究室では、眼球運動を利用したALS患者向けコミュニケーション支援機器「眼鏡型スイッチ」の改良に取り組んでいます。実際の患者利用から得られたフィードバックをもとに、汎用コンピュータでの使用を可能とし、症状の違いに対応するため、スイッチ操作、動作の多様化、信号出力方法の拡張を行いました。さらに、健常者を対象とした操作実験により、改良システムの有用性を確認しました。

〈本研究成果に関連する業績〉
  ● 2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)出展についてはこちら
  ● 2025年度グッドデザイン賞受賞についてはこちら



② 第129回研究会 (2025年3月開催)における受賞


受賞者 竹内 大輔 (情報工学部 知能情報工学科 4年 ※発表当時)
研究題目 口形認識を利用した文字入力システム
指導教員 齊藤 剛史 (大学院情報工学研究院 知能情報工学研究系 教授)

筋萎縮性側索硬化症などの神経難病患者は、会話や筆談による意思伝達が困難な場合があります。この研究では、介助者の熟練度に依存しない口文字コミュニケーションを実現するため、顔画像処理を用いた文字入力システムを開発しました。口形認識により日本語5母音と閉唇を識別し、眼瞼運動や頭部動作を合図として入力を行います。健常者6名による評価実験では、口形認識精度90%以上、入力速度4.2文字/分を達成し、有用性を確認しました。



左から:受賞した竹内さんとWIT委員長(指導教員の齊藤教授)

左から:受賞した竹内さんとWIT委員長(指導教員の齊藤教授)


WIT学生研究奨励賞をダブル受賞しました

WIT学生研究奨励賞をダブル受賞しました


賞状(竹内さん)

賞状(竹内さん)


賞状(玉井さん)

賞状(玉井さん)


学長室より
工学部サテライトサイト
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