更新日:2025.10.30
九州工業大学情報工学研究院(情報工学部)と中村学園女子中学校・高等学校は、相互の教育に係わる交流・連携を図る目的として、連携協定を締結しています。
2025年10月21日、連携協定の一環として、昨年度に引き続き中村学園女子中学校の3年生を対象に、大学模擬授業を実施しました。
今回は、大学院情報工学研究院 物理情報工学研究系の木内 勝准教授を講師として、「マイナス195℃の世界:不思議な超伝導体」と題した授業を行い、生徒20名が参加しました。
授業の前半では、マイナス195℃の液体窒素を用いて、酸素や二酸化炭素を冷却し、固体へと変化する様子を観察しました。さらに、バナナや花、生徒たちが持参したスライムやミカンなどを凍らせる実験も行い、マイナス195℃の世界を実際に体験する貴重な機会となりました。
後半では、超伝導体を冷却することで磁石が浮上する「マイスナー効果」の実験を観察しました。木内准教授からは、マイスナー効果の原理や超伝導体の社会での活用方法などの説明を行いました。実験では時折歓声が上がるなど、参加者は超伝導体の不思議な性質に驚きながら体験していました。
九州工業大学情報工学研究院では、引き続き、中村学園女子中学校・高等学校における理工系分野の教育に協力することにより、同校における教育や人材育成に協力するとともに、入学前の女子中高生に対する理工系分野への進学意識の向上に貢献してまいります。









