2025年9月1日、北九州市役所において、九州工業大学大学院生命体工学研究科および北九州市立大学の学生から構成されるロボット開発チーム「Hibikino-Musashi@Home(HMA)」が、RoboCup 2025 @Home DSPL(世界大会)での2年連続優勝を報告するため、北九州市の片山憲一副市長を表敬訪問しました。当日は、HMAの学生メンバー10名と指導教員3名が市役所を訪れ、大会での成果報告とともに、ロボットデモンストレーションを行いました。
冒頭では、武内和久市長からの祝辞が片山副市長より代読され、「皆さんの技術と創造力は北九州市の誇りで、若者に夢と希望を与えています。今回の優勝は、学術研究都市の研究力と今年2月に策定したG-CITY戦略の具現化を国内外に力強く発信ものです。これからも「ロボットのまち・ものづくりのまち北九州」として、皆様と一緒にこのまちをより豊かなものにしていきましょう。」というお言葉をいただきました。
続いて、指導教員である田向 権教授(大学院生命体工学研究科)が「北九州市学術研究都市の学生が一丸となり、研究室の垣根を越えて世界トップレベルに挑んでいます」と挨拶し、西田 健教授(北九州市立大学 国際環境工学研究科)、田中 悠一朗准教授(大学院生命体工学研究科)からも、続けて挨拶を行いました。その後、水谷 彰伸さん(大学院生命体工学研究科 生命体工学専攻 博士後期課程3年)より、大会の概要とこれまでの実績について、スライドおよび大会映像を用いて説明を行いました。
実際の競技会を模したロボットデモンストレーションでは、片山副市長に“お客様役”を務めていただき、ロボットが名前を伺い、空席への案内、注文を伺いドリンクを正確に提供、さらに趣味に関する会話を交えながら、接客の一連の流れで披露しました。
片山副市長からは高い評価をいただき、質疑応答では、「チームの強さの秘訣は何か」との質問に対し、学生たちは「先輩方から継承された高い技術力と、新しい世代のチャレンジ精神の融合が強みです。」と答えていました。
世界中の強豪チームと技術を競い合う中、HMAは、先輩たちから受け継がれた技術を礎に、さらなる高みを目指して挑戦を続けています。今後も HMAにご声援をお願いします!
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