更新日:2024.10.29
九州工業大学大学院情報工学府と、筑紫女学園中学校・高等学校は、相互の教育に係る交流・連携を図ることを目的として、連携協定を締結しています。
2024年10月25日、連携協定の一環として、大学院情報工学研究院知能情報工学研究系の武村紀子准教授による「機械に人のココロはわかるのか?」と題した進路選択特別講演会を、筑紫女学園高等学校1年生12名に対して実施しました。この進路選択特別講演会は全4回の実施を予定しており、今回は第3回目の実施となります。
講演では、機械がカメラなどのセンサデータを使って、人のココロを理解する方法について紹介しました。例えば、機械が笑顔を理解するためには、笑った顔を機械に認識させるだけでなく、笑顔ではない顔も認識させる必要があることなど、機械が感情を理解するために必要なものは何かについて分かりやすく解説がありました。武村准教授自身の起業の話や、工学と医療の関わりについても説明がありました。講演終了後は、武村准教授の研究が未来にどのような影響を与えるのか、人間以外の動物だとどうなるのかなど、多くの質問が寄せられました。
九州工業大学情報工学研究院では、引き続き、筑紫女学園中学校・高等学校における理工系分野の教育に協力することにより、同校における教育や人材育成に協力するとともに、入学前の女子中高生に対する理工系分野への進学意識の向上に貢献していきます。