九州工業大学大学院情報工学府と、中村学園女子中学校・高等学校は、相互の教育に係る交流・連携を図ることを目的として、連携協定を締結しています。
2024年9月7日、連携協定の一環として、大学院情報工学府 情報創成工学専攻の教員による進路講演会を、中村学園女子高等学校1年生336名に対して実施しました。
はじめに、大学院情報工学研究院 坂本比呂志研究院長による開会の挨拶がありました。大学で情報を学ぶ学生は全国でわずか5000人程度であり、その約1割が九工大の情報工学部の学生であることや、情報化人材の需要に対して九工大の情報工学部が担う役割の大きさについて話がありました。
つぎに、同研究院 物理情報工学研究系の新海聡子准教授より、「これからの社会変化と女性の活躍について」と題して、AIが変える雇用情勢、大学の入試制度の変化、女性エンジニアによる技術改革~自動車開発を例に~などの話がありました。今後は文理融合の流れが更に加速すること、また、女性エンジニアがどのような場面で活躍しているのかという説明がありました。
さらに、女性の理系選択について同研究院 生命化学情報工学研究系の濱野桃子准教授と同研究院 知能情報工学研究系の藤本晶子准教授より話がありました。どのようなきっかけで理系を選択することにしたのか、現在行っている研究はどのようなものか、分かりやすく説明がありました。
さいごに、同研究院 寺井慶和副情報工学研究院長より閉会の挨拶があり、自身のお子さんの文理選択の当時の状況について話がありました。
九州工業大学情報工学研究院では、引き続き、中村学園女子中学校・高等学校における理工系分野の教育に協力することにより、同校における教育や人材育成に協力するとともに、入学前の女子中高生に対する理工系分野への進学意識の向上に貢献していきます。