更新日:2024.01.15
2024年1月5日~6日の2日間、戸畑キャンパスインタラクティブ学習棟MILAiSにおいて、科研費学術変革領域研究(A)「アシンメトリが彩る量子物質の可視化・設計・創出」(令和5~9年度)のトピカルミーティング「アシンメトリ量子物質の開発~現状と展望~」を開催しました。
科研費学術変革領域研究(A)「アシンメトリが彩る量子物質の可視化・設計・創出」(領域代表:広島大学 鬼丸孝博教授)では、固体中の電子系における非対称性「アシンメトリ」によって生じる交差相関や非相反伝導などの非自明な機能物性を生み出す物質を「アシンメトリ量子物質」と名付け、固体結晶のアシンメトリを活かして、これまでにない交差相関を開拓し、新たな機能をもつ量子物質を設計・創出することを通して、「物質科学の学術変革」へと導くとともに、「アシンメトロニクス」の学理の構築を目指しています。
今回のトピカルミーティングは、計画研究C02班「アシンメトリ量子物質の開拓」の研究代表者である北海道大学の吉田紘行教授と、C02班分担者である九工大の松平和之教授が中心となり開催しました。
参加者は、北海道大学・弘前大学・東北大学・日本原子力研究機構・東京大学・中央大学・東京都立大学・名古屋大学・名古屋工業大学・富山県立大学・京都大学・大阪大学・大阪公立大学・神戸大学・高輝度光科学研究センター・岡山大学・広島大学・九州工業大学より研究者および学生総勢約54名が集まり、口頭発表19件、ポスター発表19件(内学生ポスター11件)が行われ、アシンメトリ量子物質の研究について活発な議論を行いました。