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フランスの学生ロケット実験機、超音速を達成!最高位の技術賞受賞

更新日:2010.08.30

打ち上げられたSakura

Sakuraを前に記念撮影


 フランスの宇宙研究センターCNES (Centre National D’Etudes Spatiales)及び惑星科学協会(PlaneteSciences)が主催するロケット打ち上げキャンペーンLa Campagne Nationale de Lancement 2010に、工学部および工学府の学生チーム(九州工業大学宇宙クラブ KIT-Space Club)が出場。フランス時間の平成22年8月26日(木)午前10時17分、ボルドーの南に位置するBiscarrosseのミサイル実験場CELMにて、超音速ロケットSakuraの打ち上げに成功しました。

Sakuraは、打ち上げ25秒後に高度約3,300mまで上昇、2段階に分けてパラシュートを開傘し、実験場内に着地した後、テレメータ情報を頼りに関係者の手で無事に回収することができました。今後の詳細なデータ解析は必要ですが、今のところ飛行記録から最大マッハ数はほぼ予定通りのM=1.05に達し、音速を超えたことを確認しました。

もう一機のロケット、パラフォイルで誘導回収を目指すNinja-10の打ち上げを、フランス時間の8月27日(金)午後に予定していましたが、強風によりこれ以降のキャンペーンが中止になったため、打ち上げを断念することになりました。
8月28日(土)の閉会式では、超音速ロケットSakuraを打ち上げた本学学生チームに最高位の表彰であるCNES技術賞が授与されました。

※本プロジェクトに支援を戴いた関係者の皆様に心より感謝申し上げます。(KIT-Space Clubメンバー一同)

出発直前のロケット公開の様子は こちら から


打上げ準備の様子

最高位のCNES技術賞を受賞!


学長室より
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