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フランスの打ち上げ競技会を前にロケット公開!

更新日:2010.08.18

説明を受ける松永学長(中央)と石川工学研究院長(右)

NINJA-10のデモンストレーション

 工学部および大学院の学生チーム(九州工業大学宇宙クラブ KIT-Space Club)は、フランス南部Biscarrosse にあるミサイル実験場CELMで行われるロケット打ち上げ競技会C Space 2010(仏国立宇宙研究センターCNESと惑星科学協会主催)向けの新しい小型ロケット実験機を開発しました。今年で5年目の挑戦となります。
平成22年8月18日(水)、戸畑キャンパスにおいて、フランスへの出発を前に、デモンストレーションを兼ねて機体を公開しました。

今年は、2機(機名:NINJA-10、SAKURA)のロケットを開発。
NINJA-10(パラフォイル誘導回収ロケット)は、重量約13kg、全長1772.5mmの機体で、最高高度約800mに達したあと、パラフォイルを展開し、自律した航法誘導制御システムによって指定された経路を辿り目的地に誘導し完全回収するロケットです。
SAKURA(超音速ロケット)は、音速の壁を破ることを目的にした重量約7kg、全長1676mmの機体で、最高高度約3,000mに達し、その後は2段式のパラシュートで完全回収されます。予想される最高速度は370m/sに達し、音速の340m/sを超えます。飛行データの取得により、亜音速から超音速に至る空力特性を検証します。

この競技会は50年近い歴史を持ち、毎年フランス国内外から20チーム近くが参加しています。技術的な書類審査のみならず、現地で行われる飛行時安定性の確認や強度試験、テレメータの試験等に合格したチームのみが打ち上げを許されるというのが競技会の特徴です。

今年の競技会は8月21日から8月29日までの期間開催されます。


NINJA-10(奥)、SAKURA(手前)と記念撮影


学長室より
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