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内閣府総合海洋政策推進事務局が公募した「自律型無人探査機(AUV)利用実証事業」に昨年度に引き続き採択されました

更新日:2025.06.11

内閣府総合海洋政策推進事務局が公募した

「自律型無人探査機(AUV)利用実証事業」に昨年度に引き続き採択されました

自律型無人探査機(AUV)は、今後の海域利用における省人化や海中の可視化に資する有望な技術です。政府は、海洋開発等重点戦略(2024年4月総合海洋政策本部決定)のもと、自律型無人探査機(AUV)利用実証事業とAUV官民プラットフォームの活動等により、AUVの国産化・産業化を推進しています。この度、 令和7年度AUV利用実証事業(内閣府総合海洋政策推進事務局)では、いであ株式会社・戸田建設株式会社・国立大学法人東京海洋大学・国立大学法人九州工業大学が提案しました「AUVを活用した浮体式洋上風力発電施設の予防保全システム構築のための実証試験」が、洋上風力発電施設の維持管理モデル構築のカテゴリーで採択されました。

本実証試験は、洋上風力発電事業の普及さらには排他的経済水域(EEZ)へ展開していくために不可欠な浮体式施設を対象とした水中点検技術と予防保全技術の高度化を目的としています。いであ株式会社(代表実施者)のホバリング型AUV「YOUZAN」を利用して、長崎県五島市で稼働中のスパー型浮体式施設(はえんかぜ)のアンカーと係留チェーン離定点の水中点検を行い、デジタルツイン(VR 空間)による水中可視化技術とアンカー異常検知機能(AI画像解析技術)を検証します。なお、令和6年度AUV利用実証事業では、スパー型浮体点検に対するホバリング型AUV の有効性を実証しました。

今後は、実証試験の成果を活用して、浮体式洋上風力発電施設の水中点検に活用できるAUV並びにデジタルツインを用いた予防保全システムの開発を加速化させ、2030年の水中部保守点検サービスプロバイダー事業化を目指していきます。


  • 自律型無人探査機(AUV)の社会実装に向けた戦略(内閣府WEBサイト)についてはこちら


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