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ブロックチェーンが節電行動を後押し:『GYMLABO節電部!』実証実験を開始!学内通貨サステナマイルが利用先拡大で更に便利に

更新日:2023.12.19

ブロックチェーンが節電行動を後押し『GYMLABO節電部!』実証実験を開始

学内通貨サステナマイルが利用先拡大で更に便利に

株式会社chaintope(本社:福岡県飯塚市、代表取締役CEO:正田英樹 以下「Chaintope」)と、国立大学法人九州工業大学(本部:北九州市、学長:三谷康範、以下「九工大」)は、ブロックチェーンを新たな成長産業の一つに据えて企業の育成や集積に取り組む福岡県の令和5年度電力トレーサビリティ証明モデル事業の一環として、九州工業大学キャンパスにおける「GYMLABO節電部!」の実証実験を開始したことをお知らせします。

Chaintopeと九工大は、公立大学法人北九州市立大学(本部:北九州市、学長:柳井雅人、以下「北九大」)、みやまパワーHD株式会社(本社:福岡県みやま市、代表取締役:白岩紀人、以下「みやまパワーHD」)と協力し、GYMLABO※1の利用者の節電行動を可視化し、節電行動への報酬付与の効果を検証します。
本実証実験では、Chaintopeが開発したエンタープライズ向けのパブリックブロックチェーン「Tapyrus(タピルス)※2」(以下「Tapyrus」)を技術基盤として活用します。

1.概要
Chaintopeは福岡県の令和5年度電力トレーサビリティ証明モデル事業※3に採択され、九工大、北九大およびみやまパワーHDと連携し、Tapyrusを活用した新たな地域脱炭素モデル「福岡・飯塚モデル」の構築に取り組んでいます。

2023年11月より、このモデル事業の一環として、九工大の産学官共創拠点GYMLABOにおいて「GYMLABO節電部!」の実証実験を開始しました。

「GYMLABO節電部!」の実証実験では、節電意識の喚起と節電行動の可視化を目的とした「GYMLABO節電部!モニター」を設置するとともに、あわせてブロックチェーン技術を活用した「GYMLABO節電部!ウォレット」を開発し、節電行動への対価として学内通貨「サステナマイル」を付与します。

今回の実証実験では、2023年1月に実施した「GYMLABO節電部!」の実証実験で得られた知見を踏まえて実証内容をアップデートし、学内通貨の活用範囲を拡大するとともに、節電呼びかけの内容が行動に与える影響など、新たな切り口も加えた実証に取り組みます。

○「GYMLABO節電部!モニター」の設置の様子



2. 「GYMLABO節電部!」の実証実験
「GYMLABO節電部!」を通じたシステム開発の目標は、個人の行動変容や意識改革を促進し、消費者が環境に配慮した行動を視覚的に示し、その行動を支援する仕組みを構築することです。

「GYMLABO節電部!」では、GYMLABOの消費電力量を可視化する「GYMLABO節電部!モニター」を設置して、節電意識を高めるとともに、本実証に参加する学生を「節電部員」と称し、節電推進デイに送信されるメッセージに応じて節電行動を取った節電部員には、学内通貨「サステナマイル」を付与します。

「サステナマイル」は、GYMLABO内のサービスや、本実証に協力している九工大生協のポイントチャージの権利などに交換できる仕組みになっています。さらに、節電部員同士で「サステナマイル」を送り合うことで、日常の「感謝」や「共感」、そして「応援」など、キャンパス内で新たな価値の循環を実現できます。

なお、学生主導で学内通貨を活用するために、産学共催のワークショップを開催し、どのような行動変容に対して学内通貨を付与するか、学内通貨を活用してさらなる行動変容を促進する方法について、積極的なディスカッションが行われ、その中から生まれたアイデアを本実証実験にも取り入れています。

○学内通貨「サステナマイル」の利用の様子



○節電推進デイに節電部員に送信されるメッセージ



〇産学共催のワークショップの様子



※1)GYMLABO
GYMLABO(九州工業大学 戸畑キャンパス内のコワーキングスペース・福岡県北九州市)は、グローバルな人材、アイデア、シーズなどを有機的に結びつける交わりの形成拠点として、2022年5月にオープンしました。九州工業大学で学ぶ、知を接続し、組み合わせ、さらには世界を見据え、未来を考えることができる若い人材を起点に、社会との多様な共創活動を生み出していきます。九州工業大学は、交わりの形成拠点となるGYMLABOから産官学一体となったイノベーションの創出に寄与してまいります。

※2)Tapyrus(タピルス)
Chaintopeが開発するエンタープライズ向けのパブリックブロックチェーンです。
Tapyrusは、複数の法人で共同運営するコンソーシアムの方針に合わせて、新しい記録を分散台帳に書き込む際のルールを設計でき、かつ公開されているオープンソースソフトウェアを利用して、誰でも自由に分散台帳を閲覧できる透明性をあわせ持ちます。開発者はTapyrusの各種サービス(特許技術を含む)を利用し、ブロックチェーンの複雑な要素技術を意識する事なく、安全で高信頼のアプリケーションを開発することができます。
各業界のエンタープライズ向けにブロックチェーン技術を協力して社会実装するパートナー企業を募集中です。
なお、Tapyrusの機能は、Trusted Web推進協議会が検討を進めるTrusted Web ホワイトペーパーに準拠して開発していきます。

※3)
福岡県「電力の地産地消トレーサビリティ証明モデル事業」に採択について
電力の地産地消トレーサビリティ証明モデル事業について

フクオカ・ブロックチェーン・アライアンス(FBA)は、産学官連携で取り組むブロックチェーンによる、まちづくり&人づくりを推進するチームです。2030年には、ブロックチェーンがあらゆる人々のあらゆる生活シーンを支えることになるという将来を見据え、「ブロックチェーン人材の育成」や「場の醸成」、「産業クラスターの組成」などに、ここ福岡・九州からチャレンジしています。
◇フクオカ・ブロックチェーン・アライアンス(FBA)についてはこちら


プレスリリース本文はこちら


【お問い合わせ先】
 株式会社chaintope
 代表者 :代表取締役CEO 正田 英樹
 本社所在地:〒820-0066 福岡県飯塚市幸袋530番地25
 事業内容 :ブロックチェーンテクノロジーカンパニー
 URL :https://www.chaintope.com/
 info*chaintope.com(担当:北川)

 国立大学法人九州工業大学 総務課広報係
 TEL:093-884-3007
 E-mail: pr-kouhou*jimu.kyutech.ac.jp

 (メールは*を@に変えてお送りください)


2022年1月26日 ニュースリリース:九州工業大学、Chaintopeが「カーボンニュートラル・キャンパス」を目指した連携を開始
2023年1月20日 ニュースリリース:カーボンニュートラル・キャンパス プロジェクト「GYMLABO節電部!」の実証試験を開始


学長室より
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