平成28年6月10日、ウィーンで開催された国連宇宙空間平和利用委員会(COPUOS=Committee on the Peaceful Uses of Outer Space)の総会にて、本学宇宙環境技術ラボラトリーの前田丈二助教と、本学宇宙工学国際コースを平成27年9月に修了(修士)したハラ・アルムバラク氏が、合計30分間に亘って国連連携留学生事業と宇宙工学国際コースに関するプレゼンを行いました。
アルムバラク氏は、 “Education under the United Nations/Japan PNST program: Perspectives of a graduate” という題名にて、宇宙工学国際コースで得られた経験やそれが現在の仕事にいかに役立っているかについて多くの写真を交えながら発表しました。彼女は、スーダンのハルツーム大学を卒業後に、本学が国連宇宙部と進める留学生事業の3期生として、平成25年に工学府先端機能システム工学専攻に入学しました。母国スーダンに帰国後すぐに同国の宇宙機関(Institute of Space Research and Aerospace)に採用され、現在は、スーダン初の衛星となるISRASAT1のプロジェクトマネージャーとして活躍しています。彼女の発表は、国連宇宙空間平和利用委員会の出席者一同に、本学と国連が進める連携留学生事業が途上国の衛星開発能力構築に大いに役立ち、宇宙空間の平和利用の推進に貢献していることを強く印象づけました。
前田助教及びアルムバラク氏のプレゼン資料は以下からダウンロード可能です。
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