2019年9月10日(火)~22日(日)、本学のマレーシア拠点であるMSSCは、マレーシアプトラ大学(UPM)での夏の派遣プログラムに参加する33名の本学学生と2名の職員を受け入れました。このプログラムでは、本学学生がマレーシアなどの海外で、日本とは異なる教育・経済・文化などを経験することを目的としています。
学生たちはUPMの寮に滞在し、UPMの学生がバディとして付いてくれました。滞在中、参加学生たちは授業に参加し、研究室を訪問しました。工学部や理学部では、積極的に授業に参加し、教員やUPM学生と意見・情報交換をしていました。
学生たちは学習活動のほか、ベリルズチョコレートの工場やプトラジャヤモスク、サイムダービー社のプランテーションなどを訪れ、スルタン・イドリス・シャー森林教育センターでジャングルトレッキングを体験しました。このように、学生たちは、現地特有の文化や地元の産業について学び、さらには森林探検を経験するなど、様々な活動を行いました。
また、TOTOマレーシアやキャノンマレーシアなど日系企業の工場を訪問する機会もありました。学生たちはマレーシアで操業している日本企業がたくさんあることを知り、また現地で働く日本人から、様々な民族と、異なる言語や慣習を乗り越えて、どのように一緒に仕事をするかについて多くの話を聞くことができました。
本学学生とUPMのバディは、マラッカで一緒に一晩ホームステイをし、農村生活を経験しました。彼らは、マレーシアの文化、たとえば服装、食事、伝統的な踊りやゲームなどについて学びました。また、ア・ファモサ要塞などマラッカ歴史地区も訪れました。
学生たちからは、プログラムを通して、他国の文化の理解を深める経験と知識を得、一生の思い出ができ、自国の文化の価値を再認識したとの感想が聞かれました。海外での生活は彼らにとってまさに今後の学生生活の転機となるような経験であり、未来のグローバルエンジニアを目指すきっかけとなるものだったようです。