更新日:2015.11.25
九州工業大学とマレーシアプトラ大学(UPM)は11月23日から24日にかけて、合同シンポジウムを開催しました。本シンポジウムは両学間で毎年開催されており、今回で3度目となります。今年の開催地はUPMで、九州工業大学から多くの教職員及び学生が渡馬しました。
冒頭のオープニングセレモニーで本学の松永学長がスピーチを行い、九州工業大学がUPM内に設立した教育研究拠点MSSCを活用した連携が、共同研究の成果に表れていることを述べました。
本シンポジウムでは、九州工業大学からは教員13名、学生46名が参加し、研究の成果を発表しました。UPMの参加者と合わせて合計143の発表がありました。発表の内容は応用科学、応用工学、計算機工学、生命工学、農学、林学と多岐にわたり、活発な質疑応答が会場を熱気に包みました。
当シンポジウムでは地域貢献の一環として、毎年ゲスト高校生を招き高校生セッションを開催しており、今年はマレーシアの高校3校から30人、在マレーシアのインターナショナルスクール3校から日本人10名を招待し、日馬混成の4チームを作りました。各チームは事前に両学の学生と交流し、プレゼンテーションの仕方を学んで臨み、シンポジウム会場ではそれぞれのトピックについて寸劇を組み込んだプレゼンテーション等を行い、斬新な発想で会場を沸かせました。プレゼンテーションの後には、松永学長、UPMファウジ学長や会場の先生方に鋭い質問をして大学生顔負けな洞察力を見せていました。
九州工業大学は、学位授与プログラムを実施するタイプとして国立大学初の海外拠点MSSCをマレーシアプトラ大学内に設立し、教育・研究を通した国際交流を推進しています。