身近なネットワークを
賢くすることで地域の暮らしを
よりよくしたい

Researcher's Data

Name
塚本 和也
Affiliation
情報工学研究院
情報・通信工学研究系
Job Title
教授
Campus
飯塚キャンパス
研究室についてもっと詳しく知るにはコチラ

現代では多くの人がインターネットを使って情報を取得し、生活に役立てています。更に近年は様々なモノがインターネットにつながるIoTも身近になってきて、色んなIoT機器から送信される多様なデータを私たちに役立つものとして活用することができるようになれば、もっと私たちの生活の質を向上できるはずです。

Researcher's Data

Name
塚本 和也
Affiliation
情報工学研究院 情報・通信工学研究系
Job Title
教授
Campus
飯塚キャンパス
URL
研究室についてもっと詳しく知るにはコチラ

研究内容

私たちの生活圏内にある色んなIoT機器から送信される多様なデータを連携・活用できれば、たとえばデータをリアルタイム分析し、分析結果に基づく有用な情報を地域の人々に自動で即時配信することなども可能になり、地域の暮らしをよりよくできると考えています。しかし、IoT機器から送信されるデータのあて先であるサーバは事業者ごとに分散しているため、異なるサーバのデータ同士を連携して活用することは現在の仕組みでは困難です。そこで、私はデータの“共通の通り道”となるネットワークに着目し研究しています。現在のネットワークの役割はデータをサーバに転送することだけですが、私はある空間内で活動する複数のユーザが共通して最初に接続する「身近なネットワーク」にAIを組み込むことで転送されるデータを分析し、近くのユーザにとって共通して有益なサービスを作成することを目指しています。

 
 

課題

技術のほうはある程度目処が立ってきたので、今後はどうやって社会に導入していくかが課題です。いくらすごい技術であってもみんなに使ってもらえなければあまり意味がありませんので、色んな人と話したり、様々な意見を頂いたり、地域が抱える課題を調査するなどして、導入のあり方や導入後に期待される効果などを示していく必要があります。

 
 

この研究で、
暮らしはどうなる?

日常(平常時)では、同じ地域で暮らす人々が自身の情報を安心な形で近隣の人達と共有することができるようになるので、地域の人達とのつながりや自身の役割・貢献をこれまで以上に明確に感じることが可能になりなす。さらに災害などの非常時には、地域のネットワークを活用してサービスを維持できるため、これまで以上に安全な社会が実現します。

 

今後の展望

現在、地域が自主的に運用できるネットワークといえるローカル5GやLPWAなどのネットワークに着目し、地域の情報を元に必要なサービスを提供するための研究を行っています。すでに大学だけでなく自治体や企業とも一緒になって共同研究やプロジェクトを始めていて、事業化を見据えてさらに研究を加速していきます。

 
 
 

研究の魅力

自分達で自分を含む皆さんが望むサービスを考案して、実現できるところ。「地域の人達の役に立つ」という実感を得ながら様々な人達と一緒に研究を実施できることは生きがいでもあります。自分の研究を皆さんに使ってもらえることを夢見ながら研究しています。

 
 
研究を一言でいうと…
「地域密着」。

私の研究は地域の人と一緒に作りあげるものです。

 
 

必須アイテム

  • ■ 遠隔会議システム
    (Zoom+カメラ+スピーカー)
    今の時代には必須ですね。授業や国内外の研究打ち合わせなどに欠かせません。
  • ■ 子供達や家族の写真
    モニタ横に置いているので、息抜きに眺めて勇気をもらって、すぐに仕事に取り組む事ができます。
  • ■ スポーツ中継配信サービス
    息抜きに各種スポーツを観戦します。
 
 

1日のスケジュール

出勤
車だと1時間程度、在宅勤務なら30秒で職場に到着。
     
業務開始
まずはメールチェック。一通りチェックして、すぐに返信が必要なものから返信。海外とのやり取りは時差の関係で朝一に対応。
     
学生との打ち合わせ
寂しいですが、最近はオンライン会議がほとんど。
     
遠隔講義のための講義動画の作成
対面講義よりも時間がかかる上、準備が大変。ただ、学生からは好評です。
     
昼食
大学の場合、生協のお弁当を自室で食べる。在宅時は自炊して昼ご飯を作る。
     
学生との打ち合わせ、
研究会への参加

移動時間が0のため、効率的に移動可能。
     
講義動画の公開作業
学生はいつでも講義動画を見ることが出来る。適宜、遠隔で質問を受け付ける。
     
共同研究先の
企業と打ち合わせ
     
帰宅
海外との打ち合わせは22時開始という場合もある。
 
 

ライフスタイル

  • ■ 子供の頃の夢
    人の役に立つ仕事ならなんでも。人を助けるヒーローに憧れていました。
  • ■ 尊敬する人物
    情熱を持ち続けられる人。自分に限界を作らず、どうやったらできるかを考え続けるからです。
  • ■ 好きな食べもの
    基本的に何でも食べます。強いて挙げるなら、アメリカの大学で研究員をしていた時に食べたスンドゥブチゲ鍋は本当に美味しかった。
  • ■ 性格
    心配性だけどポジティブ思考。やれることは全部やる、最後はなんとかなるだろう。
 
 

学生の頃に
「しておいてよかった」
「しておけばよかった」

海外の大学に長期滞在して英語力を磨いておけばよかったですね(半年間の滞在では聞き取れるくらいまでしか成長できず・・・)。逆にしておいてよかったことは、多くの友人をつくったことと、いろんな場所にいって様々な経験をしたこと。社会人になったら仕事以外の友人はできにくいし、一番時間があるのも学生時代です。
 

もし大学教員
ではなかったら

IT企業でシステムエンジニアかな。ただ、私にとっては自分のアイデアをすぐに実践できる環境がやっぱり一番合っていると思うので、大学教員の道を選んで良かったと思っています。
 
 
 

九工大のおすすめポイント

楽しそうだなと思ったことをすぐに実行できる大学です。懐の深さとフットワークの軽さが売りです。

中高生へのメッセージ

九工大は企業や行政、他大学などとも一緒に研究をする機会が多く、社会とのつながりを感じることができる大学です。情報工学の世界に興味がある人はぜひ九工大に来てください!
 

この研究に
興味がわいたら…

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  • 情報工学部
    • 情工1類
      (情報・通信)
    • 情工2類
      (情報・機械・制御)

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