GCE概要
九工大では、グローバル化した社会で活躍する技術者(グローバル・エンジニア)に必要な能力(要素)をGCEと定めて、それらを養成する教育パッケージを開発・推進しています。
インタラクティブ - Interactive
「対話型の」「双方向の」 と訳されます。九工大では、双方向で学びあうことのできる授業を実践しています。授業・研究・課外活動など多くの場面で、教員と学生の双方、学生と学生の双方が刺激を与え合うことで相互作用が働き、「新しい学び」が生まれるのです。
学びの環境
01 教室
(戸畑・飯塚:MILAiS(ミライズ))

MILAiS
一般的な教室と異なり、教卓や黒板はありません。
自由闊達な活動を促す工夫がされているので、先生と学生、学生と学生で対話を重ね、インタラクションが生まれ、学びをアクティブにします。
02 創造の場
(戸畑・飯塚:デザイン工房)

デザイン工房
エンジニアリング・デザイン教育のための工房。3Dプリンターをはじめとしたデジタル工作機械などが設置され、授業のほか、実験やサークルの活動の場としても利用されています。
03 国際交流スペース
(戸畑:ランゲッジ・ラウンジ、飯塚:グローバル・コミュニケーション・ラウンジ)

ランゲッジ・ラウンジ
「多様な文化に触れあうことによるインタラクション」をコンセプトにした国際交流スペースです。
外国人学生との交流やイベントのほか、海外留学を目的とした英会話の実践の場としても活用されています。
04 寮
(戸畑:明専寮/国際研修館、飯塚:スチューデント・レジデンス)

国際研修館
グローバル・リーダー育成プログラムを実施する明専寮、留学生との協働プログラムを実施する国際研修館、グローバルマインドを涵養するスチューデント・レジデンスなどがあり、日常の中でインタラクションが生まれます。
05 海外教育研究拠点
MSSC (マレーシア・スーパーサテライトキャンパス)
KYUTECH・KMUTNBコラボレーションサテライトオフィス
揚州大学 Joint Laboratory

MSSC
マレーシアプトラ大学内、キングモンクット工科大学北バンコク校内(タイ)、揚州大学内(中国)に設置された海外教育研究拠点です。共同研究や学生交流などの国際連携事業を推進しています。
語学教育
全入学生がTOEICを受験し、そのスコアに応じてクラス分けされる習熟度別クラス編成を実施しています。英語の習熟度が低い学生も高い学生も、自分に合ったレベルで授業を受けることができ、個人の英語能力の上達や学習意識の向上が期待できます。
グローバル教養科目
グローバル・コンピテンシーを涵養するための教養教育を行っており、学部ではグローバル教養科目群「多様な文化と社会の理解」、「国際関係の理解」、「グローバル化と日本」を3つの柱として、グローバル教養科目を設けています。
グローバル・エンジニア養成コース(6年一貫教育プログラム)
グローバル・エンジニア養成コース(GE 養成コース)は、産業界のニーズに即したグローバル人材を養成するために開設された、体系的な6年一貫教育プログラム(学部4年間および大学院2年間)です。
GE 養成コースでは、学部の卒業要件や大学院の修了要件とは別に定められたカリキュラムを履修します。学部1年生から、グローバル教養科目が開設されているほか、海外留学などの必修化や英語能力試験(TOEICなど)のスコアをコース修了要件とするなど、グローバル人材に必要なスキルを修得できるようにデザインされています。
※学部3年生でコース受講を登録します。
※ 受講希望者は、大学院入試に合格後、正式にコース受講が決定します。
大学院進学のススメ
大学院では、講義がより専門的かつ実践的になり、企業などと連携した実践的な問題解決型の演習科目も用意されています。
研究室では、指導教員や研究室の先輩・後輩と議論して共に考えながら、研究を進めていき、国内外での学会で研究を発表する機会もあります。
博士前期課程での2年間、博士後期課程での3年間にわたって研究に取り組むことで、高度な知識と実践的解決力を身につけていきます。