<受験生> 類別入試
九工大では「類別入試」を導入しています。「類別入試」とは「類」で受験、入学し、1年生は「類」に所属して共通教育を学び、2年生進級時に学科を選択するしくみです。
入学後1年間の「大学での学び」を通して進学する学科を選択することができるので、進路選択のミスマッチを無くし、社会的ニーズに応えられる人材教育を可能にします。
<受験生>「類」の選択
2年生進級時に選択する学科にはコースがあり、コース名から学びの内容や将来の職業をイメージすることができます。コース名からたどって、大学で学びたいことや、将来関わりたいことをよく考えて、受験する「類」を決めましょう。

※募集人員の詳細は、こちら
<受験生> 各類のアドミッションポリシー
受験生は、自分の希望や適性を「アドミッションポリシー」から見つけ、「類」から学科・コースへの流れを確認し、入学する「類」を決めます。
自身の適性や、将来進学したい学科・コースを十分に検討し、受験する「類」を選択することが重要です。
工学部
【工学1類 (土木、建築学)】
【技術者としての育成目標】
建築・国土デザイン系の学問の基礎を学び、建設社会工学科へ進級する類型です。「豊かな生活空間及び都市・建築の創造」、「災害に強い社会基盤の建設と運用・維持管理」に関する知識・技術を修得し、安心と豊かさを実感できる国土及び安全快適で環境と調和した社会基盤施設や建築物をつくり、それらを通じて持続可能な社会の形成に貢献できる、人間性豊かな高度技術者の育成をめざしています。
【求める人物像】
● 理数系科目に興味があり、数学と理科(理科の中では、特に、物理)に関して高い能力と関心をもつ人
● 建築・国土デザイン分野に興味があり、種々の建築物及び社会基盤施設の安心・安全な設計・施工技術や都市・地域における持続可能な「まちづくり」に高い関心をもち、能動的に学修に取り組む意欲のある人
【工学2類 (機械、制御、宇宙)】
【技術者としての育成目標】
機械・制御系の学問の基礎を学び、機械知能工学科や宇宙システム工学科へ進級する類型です。身の回りで起こる様々な自然現象を支配する原理や力学法則を理解し、その知識を活用して人類の幸福や自然との共生、先進的な宇宙利用に役立つ「もの」をつくることができ、広い視野をもって時代の変化に柔軟に対応できる能力を備えた技術者の育成と、宇宙システムに代表される複雑な工学システムの創成、研究開発、製造、運用を担える高度技術者の育成をめざしています。
【求める人物像】
● 機械・制御・宇宙工学分野に関心があり、主体的に学修に取り組み楽しむことができる人
● 専門性を基礎として新たな価値の実現にチャレンジし続ける人
● 国際性を身につけ、高い見識と品格を有する高度技術者たらんと努力する人
【工学3類 (電気、電子、通信、情報、宇宙)】
【技術者としての育成目標】
電気・電子・通信系の学問を修得するために必要となる基礎科目を学び、電気電子工学科や宇宙システム工学科へ進級する類型です。電力、電気電子材料、電子回路・機器とそれらを結ぶシステム技術を含む幅広い知識と技術を修得し、電気に関連した技術を利用する全ての産業・社会分野において、創意を発揮し、あらたな技術の開発、「もの」やシステムを創出できる行動力のある高度技術者の育成と、宇宙システムに代表される複雑な工学システムの創成、研究開発、製造、運用を担える高度技術者の育成をめざしています。
【求める人物像】
● 電気・電子・通信・宇宙工学分野に関心をもつ人
● 将来、電気エネルギーを高度に利用するためのシステム、機能材料や電子機器の設計、さらに電気の学問分野に関連する光、音、波の要素技術、それらと高度情報処理技術を融合した次世代のコンセプトの創出に取り組める素養の形成に能動的に取り組める人
【工学4類 (応用化学)】
【技術者としての育成目標】
化学系の学問の基礎を学び、応用化学科へ進級する類型です。有機化学、無機化学、物理化学、化学工学の基礎知識を学び、環境、エネルギー、バイオ、医薬などにかかわる新材料の合成から化学プラントの設計まで、化学に関する幅広い知識・技術を修得して、人類と地球に優しい新しい物質を作り出し、未来の社会に貢献できる高度技術者の育成をめざしています。
【求める人物像】
● 理数系科目に興味があり、特に化学に関して高い能力と関心をもつ人
● エネルギー、環境、バイオ、医療などに貢献する新材料をつくり出し、先端産業の発展に貢献したい人
● 化学技術や新物質が自然や社会に及ぼす影響を考え、新しい工業生産技術・方法を開発したい人
【工学5類 (マテリアル、金属、環境、宇宙)】
【技術者としての育成目標】
マテリアル系の学問の基礎を学び、マテリアル工学科や宇宙システム工学科へ進級する類型です。鉄鋼、合金、半導体、セラミックス、複合材料など「もの」の性能を決定するマテリアルの構造と性質を科学的に解明し、新しいマテリアルを設計製造するなど、高度な材料開発とともに、資源、リサイクル、エネルギー問題にも取り組むことができる高度技術者の育成と、材料分野に興味を持ちつつ宇宙システムに代表される複雑な工学システムの創成、研究開発、製造、運用を担える高度技術者の育成をめざしています。
【求める人物像】
● マテリアル工学・宇宙工学分野に関心があって、数学、理科などに関する基礎学力を身につけており、能動的に学修に取り組む意欲をもつ人
● それに加えて、自分の考えを明解かつ論理的に表現できるコミュニケーション能力の向上に意欲があり、倫理観を身につけチャレンジ精神に満ちた技術者をめざす人
情報工学部
【情工1類 (情報、通信)】
【技術者としての育成目標】
情報工学の基礎を学び、知能情報工学科や情報・通信工学科へ進級する類型です。データ科学、人工知能、メディア情報学、ソフトウェアデザイン、情報通信ネットワーク、コンピュータ工学を中心とした情報工学の最先端に関する幅広い知識・技能を育成することで、社会の様々な要求にこたえる情報システムを構築できる高度技術者に必要な能力を発展・向上させます。
【求める人物像】
● 理数系科目に興味があり、特に数学に関して高い能力と関心をもつ人
● 情報工学を通して、人とコンピュータが協調する新しい情報システムの実現に意欲的に取組み、コンピュータと通信を駆使した次世代スマート社会の実現に興味をもつ人
【情工2類 (情報、機械、制御)】
【技術者としての育成目標】
情報工学の基礎を学び、知的システム工学科を中心として情報工学部の全学科へ進級できる類型です。機械工学と制御工学を中心として、主として工学の諸分野と情報工学を融合することで、ロボティクス、システム制御、先進機械を中心とした分野に関する幅広い知識・技能を育成することで、新しい情報技術を創出できる高度技術者に必要な能力を発展・向上させます。
【求める人物像】
● 理数系科目に興味があり、数学と理科のいずれにも能力と関心をもつ人
● 情報工学と工学諸分野の融合やそれによる社会に及ぼす影響に深い関心をもち、人と未来を繋ぐ知的システムの創造に興味をもつ人
【情工3類 (情報、電子、応用化学、生命科学、マテリアル)】
【技術者としての育成目標】
情報工学の基礎を学び、物理情報工学科や生命化学情報工学科へ進級する類型です。物理学、化学、生物学といった自然科学に情報工学を適用し、電子物理工学、生物物理工学、分子生命工学、医用生命工学を中心とした分野に関する幅広い知識・技能を育成することで、新しい情報技術を創出できる総合的な能力を身につけた高度技術者に必要な能力を発展・向上させます。
【求める人物像】
● 理数系の科目に興味があり、特に理科に関して高い能力と関心をもつ人
● 情報工学の自然科学への応用に深い関心をもち、物理学・化学・生物学と情報の力で世界を解き明かすことによりイノベーションを創出したい人
<1年生> 「類」に所属・共通教育
入学者は、1年生で「類」に所属し、共通教育(グローバル教養科目、自然科学に関する科目、情報に関する科目など)と専門基礎教育を受けます。
これにより、応用性の高い基礎力と複眼的視野を養い、今後大学で学びたいことや、将来関わりたいことを考えることができます。
<2年生進級時> 学科の選択
2年生進級時に適性や興味などに応じた進路を選択し、学科へ所属して専門的な学修を行います。これにより、進路選択のミスマッチを解消します。
各類から進学できる学科については、上の図で確認してください。
進路選択Point1
1年生の成績が優秀な人から順に志望した学科に進級することができます。
進路選択Point2
進級した学科の卒業に必要な必修科目を1年生で履修していない場合でも、2年生以降で履修できるようなカリキュラムになっています。
進路選択Point3
学科はコースに分かれており、コース名は学びの分野が見えるように設定しています。これにより、大学院への接続が円滑になります。