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Fukuoka City LoRaWAN(TM)を活用したIoT保育園実現に向けたトライアル

更新日:2018.02.28

Fukuoka City LoRaWANTMを活用したIoT保育園実現に向けたトライアル
(産学官連携)
~教室内空気環境の改善および午睡における事故防止へ~


 九州工業大学は、H28年度に文部科学省補助事業「地域イノベーションエコシステム形成プログラム“IoTによるアクティブシニア活躍都市基盤開発事業”」に採択されたのを受け、アンビエント・ヒューマン・センシング技術※1の開発に取り組んでおります。  その一環として開発した「乳幼児の寝返りを検知するセンサーデバイス」について、学校法人やなぎ学園きりん幼稚園・社会福祉法人きりん会きりん保育園(以下、きりん幼稚園・きりん保育園) 、株式会社SKT(以下、SKT)、西日本電信電話株式会社 九州事業本部(以下、NTT西日本)らと共同で、福岡市が整備しているFukuoka City LoRaWANTM※2を活用し、保育園等が抱える現場の課題をIoTで解決する、IoT保育園の実証トライアルを行います。

※1 参考ページはこちらから
※2 Fukuoka City LoRaWANTMとは、「福岡市LoRa®※3Network実証環境提供業務」に基づき株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイトが提供する、福岡市内広域のIoTネットワークサービスです。 参考ページはこちらから。
※3 「LoRa®」の名称および関連するロゴは、Semtech Corporation の登録商標です。


午睡中の事故防止にむけた「乳幼児の状態取得・管理」

午睡中の事故防止にむけた「乳幼児の状態取得・管理」


 午睡中の乳幼児の布団に呼気センサー、衣服に寝返り検知センサー等を取り付け、乳幼児の状態を把握します。うつぶせ寝や呼吸の停止といった異常が検知されると保育士が身に着けるデバイスが振動して異常を知らせます。取得したデータを蓄積し、記録業務の効率化を図ることで保育士の業務負担の軽減に努めます。
また、乳幼児毎の睡眠等行動パターンをデータベースとして蓄積することで、将来的にはAIを使って個人差も踏まえた精度の高い異常検知をめざしています。

●トライアル実施期間
 2018年3月7日~2019年3月31日(予定)

●各社の役割
 (1)きりん幼稚園・きりん保育園
  ・フィールドの提供
  ・保育現場での運用検証、フィードバック
 (2)SKT
  ・各種取得データ(空気環境)の可視化システム 構築
 (3)NTT西日本
  ・「空気環境視える化」におけるサイネージ端末(光BOX+)、各種センサー(温湿度、CO2、PM2.5)
   の提供
  ・Fukuoka City LoRaWANTM技術サポート
 (4)九州工業大学
  呼気検知センサーおよび、寝返り検知センサーの開発・提供

◇詳細はこちらから(プレスリリース本文)

◇問い合わせ先
 九州工業大学 地域イノベーション・エコシステム形成プログラム事務局(担当:米澤、川﨑)
 Tel : 093-884-3561


学長室より
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