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マテリアル工学科


科学技術の根幹を支えるマテリアル


人間活動のために必要な種々のマテリアル(材料)を設計して作り出し、世の中に供給することをめざすマテリアル工学。このマテリアル工学を修得して画期的な材料を開発すれば、これまでに想像できなかったものづくりが実現できるようになり、あらゆる分野の科学技術の発展を飛躍的に加速させることができます。
1年生では数学や物理・化学の一般教養科目の修得とマテリアル工学入門を学び、2年生から「マテリアル工学コース」のより専門的な科目を学びます。
数学や物理・化学が得意で、論理的な思考および表現能力を持ったキミたちや、物質・材料工学分野に対する興味と能動的な意欲を持ったチャレンジ精神旺盛なキミたちにふさわしい学科です。

研究室イチオシの研究

電気抵抗ゼロの材料「超伝導」の研究



松本 要 教授 エネルギー・超伝導材料学 研究室
「超伝導」という言葉を知っていますか? 金属を低温に冷やすと電気抵抗がゼロになる現象を「超伝導」と呼びます。電線で電気を送るとき、通常は電気抵抗による電力損失が発生するため、遠くまで運ぶことはできません。しかし、超伝導を用いた電線は電気抵抗がゼロなので損失もゼロになり、電気を無駄なく遠くまで運ぶことができます。こうして、サハラ砂漠に巨大な太陽光発電所をつくり、数万kmの超伝導ケーブルで世界に送電するといった画期的なエネルギー輸送も可能となるのです。基礎科学の分野においても超伝導は活躍しています。2013年度のノーベル物理学賞に輝いた「ヒッグス粒子の発見」は、素粒子加速器という超伝導を用いた巨大装置を用いることで達成されました。これ以外にも、病院にある「MRI」や、JR 東海の「超伝導リニア」なども超伝導を用いた工業製品です。さらに、将来のエネルギー源として期待される「核融合発電」は、超伝導を用いることではじめて可能となります。エネルギーの分野では超伝導の技術は大いに期待されています。

コース紹介

マテリアル工学コース

鉄鋼・非鉄金属・合金・半導体・セラミックス・複合材料といったマテリアルを対象として、ものの性能を決定するマテリアルの構造・性質をナノスケールで科学的に解明すること、新規マテリアルの持つべき機能を設計すること、安全な製品の効率のよい生産方法を開発することについて、系統的に学び研究します。

学生の声 勉強していること

「材料」の研究を生かし火力発電の高効率化に貢献したい


松原 将一 さん
宗像高校(福岡県)


モノの性能は材料の特性によって決まると言われます。日本のモノづくりに材料の分野で関わりたいと思い、この学科を選びました。1年次に工学や材料の基礎知識を、2年次は材料を詳しく学び、グループワークでアルミニウムの接合後の強度について調査しました。3年次では専門的に接合技術を学ぶとともに実際のモノづくりを体験しました。4年次では研究を行います。僕のテーマは「次世代高効率火力発電の構造用材料の耐酸化性評価」。次世代超耐熱鋼の開発を目的として、今開発している材料が高温下でどの程度酸化しにくいのかを評価し、なぜそのような性質を有するのか、解明に取り組んでいます。この研究で得たことを生かして、火力発電のボイラに用いられる材料の開発や評価を行う仕事に就き、将来は、世界の火力発電の高効率化に貢献したいと思っています。今ハマっているのは釣り。研究の合間に、仲間と楽しい時間を過ごしています。


卒業生の声 私のチャレンジ


「岸に任せておけば大丈夫」そう言われる技術者になりたい


岸 大祐 さん
株式会社日立製作所 インダストリアルプロダクツビジネスユニット
工学府 博士前期課程 物質工学専攻 修了


現在、「圧縮機」「ファン」と呼ばれる大型の機械の性能試験を行っています。仕事の魅力は、大きな機械が動く様子を間近に見て、直に触れること。緊張感はありますが、無事に仕事を終えたときは大きな達成感を感じます。将来は、製品の「試運転」で、国内外問わずさまざまな現場で活躍し、「岸に任せておけば大丈夫」と言われるような技術者になりたいと思っています。


「ものづくり」の根幹を支える仕事。多くの方に長く使われる製品を


飯盛 亜寿紗 さん
京セラ株式会社 機械工具技術開発部 さん
工学部 マテリアル工学科 卒業


現在、切削工具の材料開発をしています。切削工具は車や機械、何を作るにも必要なもの。「ものづくり」の根幹を支える仕事だと感じています。京セラを志望したのは、インターンシップに参加して、会社の理念や職場の雰囲気を直に感じ、自分が成長できる会社だと思ったから。自分が開発した製品が世に出て、多くのお客様に長く使っていただくことを目標に、頑張っています。


主な就職先


[ 鉄鋼・非鉄金属] 神戸製鋼所、新日鐵住金、日立金属、新日鐵住金ステンレス、東洋鋼鈑、日新製鋼、住友金属鉱山、DOWAホールディングス、三井金属鉱業、UACJ、広島アルミニウム工業、日鐵住金建材、日本鋳造、日鉄住金ハード、日本鋳鍛鋼、濱田重工、不二ライトメタル、共英製鋼[ 自動車]トヨタ自動車、本田技研工業、日野自動車、トヨタ自動車九州、ヤマハ発動機、トヨタ車体、日産自動車、SUBARU(富士重工業)、スズキ、アイシン精機、ジャトコ、三菱自動車工業、日本発条、トピー工業、豊精密工業[ 電機]日立製作所、東芝、安川電機、三菱日立パワーシステムズ、日本タングステン[ 電子部品・機器] 京セラ、三井ハイテック、村田製作所、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング、電元社製作所、三菱長崎機工[ 機械] 三菱重工業、日立建機、日立造船、ヤンマー、日本精工、NTN、日本製鋼所、不二越、三井三池製作所、新来島どっく、酉島製作所[ 金属製品]トーカロ、東プレ、日之出水道機器、岡野バルブ[ 運輸] 山九[ 印刷] 大日本印刷、凸版印刷[ 建設]日鉄住金テックスエンジ、高田工業所[ 検査] 新日本非破壊検査、日本非破壊検査、日本工業検査


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