イノベーション推進機構 産学連携・URA領域

九州工業大学の研究者 -私たちはこんな研究をしています-

工学研究院

助教

馬渡 佳秀

まわたり よしひで

所属
工学研究院
物質工学研究系
プロフィール
1971
生まれ
2001
博士(工学)
静岡大学大学院
2001
静岡大学大学院
大学院理工学研究科博士後期課程環境科学専攻
修了
1998
静岡大学大学院
大学院理工学研究科博士前期課程物質工学専攻
修了

学生時代応用化学に興味を持ち、主に凝集性粒子の振動場での挙動の研究をし、現在に至っています。現在の研究は応用範囲が広く研究を続けることに意義を感じています。

より詳しい研究者情報へ

固体流動状態を制御できます

● 研究テーマ

  • ❖振動流動層内の粒子運動と気泡挙動の研究

● 分野

化工物性、移動操作、単位操作

● キーワード

粉粒体操作

● 実施中の研究概要

粉体やコーティングなど機能性材料の生産プロセスの研究をしています。
本研究は、化粧品、農薬、発電設備などに使われるナノ(十億分の一メートル)からサブミクロンオーダー(一万分の一ミリ)までの微粒子の凝集流動化機構の研究です。当粒子は凝集する性質があり取り扱いが難しいのですが、微粒子コーティングにおいて、振動の付加により、芯粒子の凝集を防ぎながら微粉体のコーティングを可能としました。また、現在非凝集性粒子の振動付加による制御についても研究を行っています。
本研究で
1. 粒子設計(微粉体コーティング、造粒、表面改質)
2. 微粒子ハンドリング装置(振動流動層、循環流動層)
3. 凝集制御(造粒、粉体輸送)
の共同研究、技術相談を受けています。

● 今後進めたい研究

粉体やコーティングなど機能性材料の生産プロセスの研究

● 特徴ある実験機器、設備

下記は独自設計です
① 流動層(粉体とガスの混合)
② 気泡塔(気体と液体の混合)
③ 固液分離装置

● 知的財産権(技術シーズ)

▶微粉体の乾式ハンドリング
▶マイクロカプセルの製造技術及び物性研究

● 過去の共同研究、受託研究、産業界への技術移転などの実績

▶共同研究:固液分離(下水)
▶共同研究:高効率ガス吸収装置(オゾン水)

● 研究室ホームページ