大学等の教職員を海外の教育研究機関等に派遣し、教育研究能力の向上等を図り、教育研究の国際化及び高度な人材育成に資することを目的とした取組を支援
本学では、このたび平成20年度「大学教育の国際化加速プログラム(海外先進教育研究実践支援)研究実践型」に3件採択されました。
取組の概要等につきましては、次のとおりです。
大学としての取組名称
次世代先進研究拠点を担う若手研究者育成
取組期間
平成20年度
事業の取組(概要)
取組担当者名
大学院工学研究院 准教授 美藤 正樹
取組課題
ナノサイズ磁性材料の人為的物性操作
派遣機関
オックスフォード大学(イギリス)、ザラゴザ大学(スペイン)
派遣期間
20.8.1~20.12.30 152日間
教育研究内容の概要
世界最先端の研究に、本学の学生を参加させる機会を増やすことができるだけでなく、国際共同実験を通じ、 EUの大学と本学の間で学生の定期的な派遣交流へと展開されていくことが期待される。
このことは、本学の博士前期・後期課程学生の研究能力の飛躍的な向上へと波及していくことは明らかである。 将来的には、継続的な実績を積んだ後、正規の大学間交流へと発展していくことができる。
取組担当者名
大学院情報工学研究院 助教 小守 良雄
取組課題
確率ルンゲ・クッタ法の応用に関する研究
派遣機関
クイーンズランド大学(オーストラリア)、オックスフォード大学(イギリス)
派遣期間
20.8.8~21.3.29 234日間
教育研究内容の概要
本補助事業で扱う確率ルンゲ・クッタ法は、確率微分方程式の解の各時刻における任意のモーメントを近似する。 派遣機関では分子生物学における数理解析手法として、解法を発展させる。 また、世界的に一級の研究者である教授との研究活動を通じて、世界中の研究者達との共同研究の仕方等、研究に関する様々なことがらを学ぶ。 それにより、取組担当者の今後の研究活動が広がるだけでなく、学生への教育研究指導を通じて、国際的な活躍を意識できる人材を育てられる可能性が高まる
取組担当者名
大学院生命体工学研究院 准教授 和田 親宗
取組課題
支援工学に関する調査研究
派遣機関
シドニー工科大学(オーストラリア)
派遣期間
20.6.27~21.3.19 266日間
教育研究内容の概要
シドニー工科大学・健康技術センター(Center for Health Technologies, University of Technology Sydney)において実施されている研究を調査することで取り組み担当者の研究の飛躍的な発展を目指すとともに、派遣先でおこなわれている学生の教育方法や実用化研究手法を本学の教育や研究にフィードバックさせようとするものである。